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2009・10・14 オバマの平和賞受賞と「ダークナイト」

連休の秋晴れの気持ちいい日に誘われて、つい歩き過ぎてしまい、膝が痛くなったSophieです。

(何事も、過ぎたるは及ばざるがごとし・・・。)

さて、ノーベル平和賞が、「国際協調外交を推進した功績」により、アメリカのオバマ大統領に授与されることに決まりましたね。

現職大統領が受賞するのは90年ぶりだそうで、しかも就任して1年にも満たないことを考えるとその期待の大きさがわかります。

「オバマの打ち出した<核兵器なき世界>はまだただの願望」「時期尚早」という声もあるようですが、私はやはり素直に喜びたいと思いました。

ーーとくに、受賞理由のなかの「より良い未来に向け、世界の人々に希望を与えた」という点において。

「核廃絶の理想」に対して、「核抑止力」という現実があるわけですが、核抑止力とは「核兵器をこっちも持ってるぞ。おまえが攻撃してきたら、やり返すぞ!」と脅すことで核兵器攻撃を未然に防ごうとすることーーなんでしょうが、でも、今みたいに世界経済が連動してグローバル化してるのに、どこか1国でも核を打ち込まれたらその攻撃した国だって大打撃をうけひとつもいいことなんてないだろうに、と常日頃思っていました。

地球温暖化だってそうですが、もはや私たちは、対話による協力・協調によってのみしか生き残れない時代にいるのではないでしょうか。

そこで、突然ですが、ヒースレジャーのジョーカーです。
ジョーカー

(関係ないんですけど、私の友人Kは、この故ヒースレジャーのジョーカーがたまらなくセクシーで好きだと言う)

なぜ彼が登場したかというと、バットマン「ダークナイト」の映画を見たときに、とても感動する場面があって、この核抑止力について考えたことがあったのを思い出したからです。


恐怖と混沌(chaos)をGotham City にもたらすのが目的のジョーカーが、街から逃げ出す2隻のフェリーに爆弾をしかけました。一隻には市民。もう一隻には護送される囚人たち。

そして、お互いに相手の船を爆破するための起爆装置が与えられます。

エンジンが止まった船にジョーカーの声がスピーカーから響いてきます。

「これから諸君はある実験に参加してもらう。お前達の船は夜中の12時に爆破される。ただし、先に相手の船を吹き飛ばした方は助けてやる。(If, however, one of you presses the buttons, I'll let that boat live.)」

時計はすでに15分前。

「囚人は勝手に道をふみはずしたんだ。あいつらのために私たちが死ぬのは理不尽だ」「早く押せ!」と船長に迫る市民たち。

全員投票の結果も140-396で「押せ」という意見が圧倒的。

12時まであと5分。

船長がつぶやく。「俺たちはまだ生きてる。向こうは押してないってことだ・・」

でもどこに相手が絶対押さないという保障が?

一方、囚人側も緊迫した時間が過ぎていました。

ひとりのいかにも凶悪犯といった強面の黒人の囚人が立ち上がり、起爆装置を持つ背広の男性に歩み寄ります。

「お前も死にたくないんだろうが、人の殺し方は知らんだろう。俺が10分前にやるべきだったことをやってやるよ。お前は、俺に無理矢理奪われたんだと言えばいい」と言って、起爆装置を奪い取り・・・

窓から海に投げ捨てます。!!!

市民側も、ひとりの乗客が立ち上がり、「誰も手を汚したくないんだろう、おれがやる!」と、起爆装置を手にとりますが・・・

でも結局この男性もどうしても押すことが出来ずに、うなだれて席に戻るのです。

2分前、1分前・・・
そしてーーー

12時を過ぎても何も起こらず、自分の起爆装置はバットマンに奪われ、ジョーカーは歯ぎしりをして悔しがるのでした。

バットマンは言います。「この街の人々は正しい心を持っている」

一方で、あれほど正義感に満ちあふれていたGothamのheroだった地方検事のHarvey Dentが恋人を殺された激しい怒りと憎しみで殺人者に墜ちていく人間の危うさをも同時に描いている点で、この「ダークナイト」は人間の二面性を深く描いたとてもよく出来た映画だと思います。

不信感は相手に対する「恐れ」でもあるでしょう。

でも対話によって少しでもお互い理解しようと努めれば、その恐れは減るのではないでしょうか。

そう、結局、どちらも助かる方法はただひとつ。

「どちらも核のボタンを押さない」ことしかないのだから。

ハリウッド的理想論にすぎないと言われても、とてもとても難しいことだとわかっていても、オバマの「理想」ーー信頼に基づいた核のない平和な世界ーーは可能なのだと信じたいと思います。

理想に燃えていたHarvey Dentが言ったように。

"The night is the darkest just before the dawn...
but the dawn is coming!"







ジョーカー
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コメント一覧

#5 観てみたい!
オバマ大統領のノーベル平和賞受賞は、一瞬、「え、それほどのこと?」という気もしましたが、
アメリカ大統領という立場の影響力を思えば、確かに偉業とも言えるかもしれませんね。

ところで、私、バットマンって観たことがないのですが、そういうストーリーなんですね。
ぜひ、観てみたいと思いました。

この手のトピックについて、せめて映画の世界だけでも、理想論であって欲しいと思います。
正義の定義は、国や人によって千差万別だったりしますから、
現実はなかなか困難が多いですものね。
#6 No title
オバマ大統領の受賞にはびっくりしましたね。

でもこれが本当に核のない世界に、
ついでにいうなら、戦争のない世界への1歩になるのなら、
大きな1歩ですね。

不信感は相手に対する「恐れ」

わけがわからないから、おどしてみたり・・・

nuclea determent
私には、核兵器を作るためのいいわけにしか聞こえません・・・
#7 No title
Sophieは、何とお読みするのですか?

ソフィー?ソフィエ?

mixiマイミクでマイケルと書いたらミッシェルでした。

確かにオバマは時期尚早でしょうね。結果が出ていませんから。

昔のバッドマンは、白黒で毎週やっていました。最近のは見ていませんね。

表現がリアルです。

Max

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