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2010・9・29 ケニアからの手紙

天高くSophie肥ゆる秋ーーー何を食べてもおいしいこのごろです。

先日も、いちじくを食べながらテレビのチャンネルをかえていたら、
たまたま、サンデル教授が東大の安田講堂で行った「ハーバード白熱
授業」が放送されていました。

最近話題のこの教授、私はこの時初めてお顔を見たのですが、さすが
哲学者の風貌をしてらっしゃるなあ~、と思いました。

ハーバード大学でマイケル・サンデル教授の「JUSTICE(正義)の授
業」は最も人気のある授業だそうです。

難問を投げかけて、ひとりひとり学生の名乗らせてから意見を聞き、
質問を投げかけながら他の意見との議論を闘わせ深めていく手法は、
自分もそこに参加しているような気持ちになり、ぐいぐい引き込まれ
てしまいました。

その日は、「イチローの年棒は日本の教師平均所得の400倍、オバ
マ大統領の42倍。これは公正か」「莫大な寄付が見込める金持ちの
の子弟だったら、数点足りなくても大学側は彼を入学させてもよいか」
「殺人を犯した弟を通報しないのはLoyaltyと言えるか」「戦争責任
は世代を越えて謝罪されなければならないのか」ーーーなどが問題と
なっていました。

「正義」の考え方は人それぞれにあり、これが「正解」というものは
ないのかもしれませんが、議論をすすめていきながら、異なる意見を
受け入れはしなくとも理解しようと努めることは出来るのではないか
と思わされました。

イチローの問題の時に、富の再分配という点に関して、金持ちは貧し
い人を助ける義務を負うか、という議論にもなりました。

私自身は全然charitableな人間ではありません。(24時間テレビに
寄付したこともありませんし、赤い羽根募金だってしぶしぶ出すよう
なセコいやつです)

そんな私が、ひょんなことから、以前編集後記にも書いたように、前
任者のTさんが活動しているNGOを通じて、ケニアの女の子の里親
になってしまったのですから自分でも驚きです。
         ↓
http://pucca72.blog11.fc2.com/blog-entry-66.html

http://pucca72.blog11.fc2.com/blog-entry-67.html

そして今週始め、その子から写真と手紙が届きました。

鳥と魚の絵柄の「KENYA」と入った切手を見ながら、

「おお~~~、ケニアからはるばる来たのだな~!」

と、その手紙の旅してきた距離にしばし圧倒されました。

写真の中の彼女ーーIrene Atienoちゃんは、髪が短く瞳のきれいな、
理知的な雰囲気の美しい少女でした。

ちょっと長くなりますが、以下彼女からの手紙です
  ↓
Dear Ms. Sophie

I am very grateful for your sponsorship.
I am a girl of fourteen years.

I am very happy for you have joined hand in paying my school
fees.
I promise you that I will continue working hard to get better
results.

I would like to be a doctor because I believe that I can make it
through you.

I feel that my life is on the safest side and I know I will live a
better life and help other students having the same problem.
May you continue with the same spirit.

I promise never to let you down.
I will continue performing well and give you something good.

After that I will be very glad if you continue joining hands in
paying my university fee as I look forward to going upto the
university level.

I also know that my life in school will be very good because no
more running up with teachers looking for school fees.

May the Almighty God bless you and give you more as you
have made me bright!
God bless you abundantly.

この手紙を読んで、なぜか胸がいっぱいになって涙が出てきました。

「富の再分配」というほど大げさなものではなく、ちょっとした「出
逢い」から始まったことでしたが、私が確実にこの少女の人生に役立
ち、彼女の夢の手助けをしているという事実は、思いのほか大きく私
の心に喜びをもたらしてくれたのでした。

マックスも常々「夢を応援できることは最高に幸せ」と言っています
が、その気持ちがわかるような気がします。

なにも立派な大きなことは成し得ない私の人生でしょうが、神様の前
に立ったときに「ひとつだけ良いことをした」と言えるかもしれない
なあ~なんて思ったのでした。(・・・・あ、いかんいかん!またこ
れで天国入ってモトとろうなどという下心が・・・・

それにしても、14歳の少女が書いたこの英語の手紙の見事なこと!

サンデル教授の東大での「正義の授業」でも、学生たちが堂々と自分
の意見を英語で述べているのを見て、感心したことでしたが・・。

サンデル教授は日本での公開授業の前に、「日本人はシャイで自分の
意見を人前では言わないからうまくいかないよ」と友人から助言され
たそうなのですが、どうしてどうして、皆、素晴らしいもので、「日
本の若者、すごいぞ」と見直してしまいました。

このような日本の若者達と、Ireneちゃんのような必死に学び人生を
切り開いていこうとしている子供達とーーー。

彼らが将来(世界に困難な問題はたくさん起こるだろうけれど)自分
の主張をしつつも相手の言うことにも耳を傾け合って解決していって、
きっとこの地球に平和と調和を築いてくれる・・・そんな希望を見る
ことができた嬉しい一日でした。


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コメント一覧

#298 No title
24時間テレビはチャリティ風バラエティですから。出るメンバーはほとんど創○とジャ○ーズ。

チベット・ウイグル問題も考えてね。チベットもウイグルは中国から大変な目にあっています。中国軍によって毎年数万人の人が殺されています。

チベットにおける中国軍の蛮行
http://www.youtube.com/watch?v=hTKNENM2WoQ
#299 No title
>天高くSophie肥ゆる秋
Max is much fatter.

Irene Atienoちゃんはお医者さんになるために大学に行きたいんですね。

私はスリランカの10歳の女の子をサポートしています。

Ireneちゃんの熱意と今後の成長に期待したいです。素晴らしい話でした。
#300 No title
タイトルバックが秋になりましたね!

ハーバードの講義は、いろんなところで話題に取り上げられていますね。
第二回があるなら、ぜひ観てみたいです♪

正義って、個人の価値観に大いに左右されるものですよね。
出発点が違うと、正義の意味も変ってくる・・・
議論が尽きることがないですね。
#301 No title
いちどくしゃさま、
コメントありがとうございました!
正義の3つの定義は1、最大多数の最大幸福 2、人間の尊厳の尊重 3、美徳と善の尊重 だそうです。

実際の映像はとてもショックでした。

チベットにかぎらず、人間の尊厳と自由の侵害が行われているところに私達は無関心であってはならないのだと思います。
それは私達自身の尊厳と自由の問題でもあるのだから・・。


#302 No title
マックスさま、
マックスはスリランカですか~!
こういう支援は、相手の顔が見え成長を見守っていけるのがいいですね。
#303 No title
Kumikoさま、
正義は、振りかざした時点で正義でなくなってしまうような気がします。
最近の中国、振りかざしすぎてない・・?と思うのは
私だけでしょうか・・・?

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