スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2010・3・17 男はあやまらない

暖かくなって、ウォーキングをがんばっているSophieです。

でも、どんなに歩いても体重は減らず、体脂肪は30%のまま・・・。

まるで、これがあなたのベストな状態なのよ、とでも言わんばかりに。

・・・不思議だ・・・。

不思議といえば、常々私は、「なぜ男はあやまらないのだろう?」と
いうことがギモンでした。

いまどきの草食系男子はどうだかわかりませんが、少なくとも私のま
わりの殿方は、「自分が悪かった」「間違っていた」という言葉を知
らないのではないか?ーーというようなヒトばかり。

つまずけば、「そこにある石が悪い」

車を擦れば、「ここにある電柱が悪い」

財布を落とせば、「コートのポケットのデザインが悪い」
(鞄のデザインが悪いときもありましたっけ・・)

ミスを指摘すると、「これでもいいはずだ」
(いえ、よくないです・・)

道に迷っても、「地図ではこうなっている」
(なってないから迷うんでしょうが・・)

わからないことも、絶対人に聞かず、自分で調べようとする。
(そのあげくなお間違う・・)

これは、「オトコのプライド」というものなのでしょうか?

思い返せば、子供のころは、オトコのプライドの固まりのような絶対
君主の父のもと、「理不尽だなあ・・・」と思いながらも、口答え、
不満などは一切言えず、私たちきょうだいは随分素直な子供でありま
した。

大学教授だった父は、研究することが仕事だったので、私が赤ん坊の
頃、狭い公団アパートで父の勉強中に私が泣くと、「うるさい!!
泣かすな!!」と怒鳴り、母はそのたびに私をおぶって外に出ていき
(たとえ雪の夜中であろうと)私が寝つくまで歩き回っていたそうで
す。

車や列車の旅でも、少しでも騒ぐと「うるさい!」がとんでくるので、
まだ小さかった頃から、私も弟もそれぞれに水筒を握りしめ、喉がか
わくと蓋をあけてだまって飲んで、飲み終わると蓋をしめて、またじ
ーーっと4時間でも5時間でも黙って座席に座っていたそうな。

本人、覚えてないんですけど、今思えばなんてけなげな・・・。
(うるうる)

思春期には、友達とちょっと長電話でもしようものなら「長いっ!」
と怒鳴られ、まったくけむったいオヤジだと窮屈に思いながらも、
あいかわらず口答えも出来ず・・。

昔の父親って、ほんと威厳があってこわかったんですねえ。

そんなけむったい父親からも結婚して解放され、外から客観的に自分
の父親を見られるようになり、また私自身も歳を重ねるにつれ、知ら
なかった面もみえるようになりました。

研究の面では世界的にも第一人者であったこと、上にはお上手は言え
ないけれど、下にはとても情の厚い優しい人であったこと、退官して
からもお弟子さんたちとの絆が強くしたわれていること、家長として、
未亡人となった叔母たちきょうだいや親戚のことを常に考えているこ
と、などなど・・。

でも、歳とともにまるくなることもなく、会えば毒舌、皮肉の多い父
で、妹とも「まったく、私たちって、かわいがられた記憶がないよね、
ちょっとあやまってほしいよね」などと文句を言っていたのでした。

そんな父が、先週から様子がおかしく、言ってることがかみあわない、
動作の途中で自分が何をやっているのかわからなくなり固まってしま
うーーということが多くなり、MRI検査で、小さな血管であちこち
に脳梗塞をおこしていることがわかりました。

80にもなると検査をすれば誰でもどこかしらに梗塞はあるらしいの
ですが・・。

飲む薬の量もわからなくなり、パジャマの上にまた肌着を着たり・・
と、昨日出来ていたことが今日は出来なくなっている急速な衰えに私
たちも戸惑ってしまい、母の「こうして、ああして」という指示に
「はいはい」と素直に従っている父を見ると、「いつものお父さんじゃ
ない~~!」と現実を否定したくなってしまいます。

お薬で血流が良くなればまた回復することもあるそうなので、これ以
上病状がすすむことなく過ぎるかもしれませんが、こればかりは神の
みぞ知るーーですね・・。

もう一生あやまらなくてもいいから。

まるくなんてならなくてもいいから。

毒舌じいさんでいいから。

元気でいてほしい。

ーーと祈った翌日のこと。

いくらうるさく言ってもひとつの動作をするのに時間がかかり、
なかなか起きてこようとしない父に、母が腹をたて、

「もう、何遍言えばいいんですか!言う方の身にもなってください!」

と文句を言うと、父いわく、

「言われる方の身にもなってみい」

おっ。

その調子ですよ、お父さん!

ーーー男はやっぱりあやまらない!





スポンサーサイト

トラックバック一覧

コメント一覧

#147
Sophieさん、まるで、私の家と同じ様な環境にびっくり!です。

私の父は、小学校の教員でしたが。

私も小さい頃から、そんな父の横暴と
なぜ、父が言った事だけがたとえ黒であっても
白になってしまう理不尽さに、真っ向から逆らう娘でした。

そして、その父も今、かなり老いてきている状況も
また同じです。

父に逆らいながらも、父の偉大さも
認めている娘でした。

Sophieさんのお父様も、そして
私の父もずうっと元気でいて
ほしいデスネ。
#148
クロワッサンさんもそうでしたか~!

父たちの時代までは、こわいもの=地震、雷、火事、親父ーーーと言われた時代だったんですよね~・・・

ま、それはそれで、「社会とは理不尽なものである」ということを身をもって?!教えてくれたのかもしれませんが・・。

クロワッサンさんのお父様もお大事にね!
#149
水筒を握り締めて黙って座っていた二人の子供姿を想像して、きゅんとなってしまいました・・・

Sophie-sanのお父様は、「男は黙って・・・」のタイプなんですね^^
子供達には見せなかったけれど、お父様の心の内を想像すると、これまた胸がきゅんとなってしまいます。

私の父も現役の頃、仕事人間でした。
淋しい思いをしましたが、退職した後に「あの頃は必死だったな・・・」という一言を聞いて、じーんとしたことを思い出しました。

いつまでもお元気で!
#150
でも、Sophieは、健全に育ちましたね。良かったです。

私も父は怖かったです。
小学校のころは私は友達から泣かされることはなかったですが、父に怒られると泣いていました。

私の父も脳梗塞でした。
#151
Kumikoさんは、ひと世代若いと思うので、
も少し親父族が「民主的」?!になっていった時代でしょうね~
みなそれぞれに必死だったんだな、と思うと
うーん、やはりじーんとします。

#152
Maxのお父様も、暴君?!でいらしたのですねえ・・・。


私が健全に育ったかどうかはさだかではありません・・・(笑)

#153 遅ればせながら
男である私は謝ってばかりですけどね(笑)。
謝って済むなら、そして関係がうまく行くなら、これほど簡単なことはない!

でも、謝りすぎると節操がないと思われて頼りなく思われる一面はあるかもしれませんね。
#154
Terryさま、

謝れる男は、ほんとの意味できちんとプライドをもっているのではないかなあと思うのですが・・

ま、心にもなく言葉だけであやまられてもカチンとくるけどね(笑)

コメントの投稿

名前

タイトル

メールアドレス

URL

本文

パスワード

非公開コメント管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。