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あこがれのホテルへ

先月中旬、「東京ステーションホテルと上高地帝国ホテルに泊まる」
というツアーに参加してきました。
今回も母のお供です。(便乗という声もあるが)

観光というよりもホテル滞在がメインのちょっと贅沢なツアーなので、
往復の新幹線はグリーン車。 参加人数も少なく、バスの移動もゆった
り・・で、母のような年配者には恰好のツアーでした。

東京ステーションホテルは、母が改築前の最後の日に鉄道・駅舎オタ
クである父と泊まり、「今度は、新しくなったらまた泊まりに来よう」
と約束していたのに、その前に父が亡くなってしまい約束が果たせなか
ったホテルです。

本当は父と泊まりたかったでしょうが、その代わり?!東京にいる孫
やひ孫が訪ねて来たので賑やかではありました。

新しくなったホテルの 部屋はこんな感じ
 ↓
IMGP2700_convert_20140726233056.jpg
色の組み合わせが シックでとても素敵。

でも、お洒落すぎて?バ スルームが透明のガラス で丸見えだったり、
トイレもドアがすりガラスでしかも鍵がなかったり隙間から中が見え
ちゃったりーーで母いわく 「モダン過ぎてなんだか落ち着かない」。

父も「前の方が良かったなあ~」と言ったかもしれませんね。


2日目は長野新幹線で上田まで行き、そこから貸切バスのガイドさん
付きで安曇野の碌山美術館経由で上高地へ。

荻原守衛(碌山)の彫刻が展示されている建物は教会みたい。
(彼はクリスチャンだったそう)
 ↓
IMGP2701_convert_20140726233136.jpg

ツアーメンバーの中に大分から参加の88歳の女性がいらして、この
方は碌山美術館が一番のお目当てだったそうです。

白髪のとてもお洒落なマダムで、お連れもなく 一人参加でした。
「私はいつも 旅行は一人なんです。娘といえども気をつかうのがいや
でねえ。自分のペースでなんでもやりたいですから ね」と矍鑠として
らっしゃいました。

85歳の時にはハンガリーにもひとりで行ってこられたそうです。そ
のお歳でヨーロッパ旅行とは!

腰を悪くしてからは「ヨーロッパはもうあの長いフライトに耐えられ
ない。無理!」と思っていた私は、びっくり!

母も いい刺激を受け、逡巡していた「永平寺と東尋坊ひとり旅ツアー」
に申し込む勇気が出たようです。
(永平寺も、父と一緒に行く約束をしていた場所らしいです)


安曇野からは細い山道とトンネルを通り、上高地へ。

ああ、憧れの上高地帝国ホテル!
 ↓
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このツアーは団体行動がなく ほとんどが自由行動なので、まるで 個人
旅行のようにホテル滞在が楽しめる点がとてもいいと思いました。


実は、母は上高地帝国ホテルは初めてですが、上高地自体には父と
何度か来たことがあるそうです。

その最初の思い出は、父と婚約が決まった女子大時代。60年前の
ことです。 当時母は21歳。

大学の講師であった父が学会で上京する機会を利用?!して、東京で
落合い、「何もしません」という約束で、上高地へ婚前旅行をしたそ
うなのです。

その時宿泊したのが現在の「五千尺ホテル」。
60年前は 「五千尺旅館」と言い、畳敷きの部屋に入口も襖で鍵もか
からなかったそうで す。

河童橋まで散策して、その思い出の五千尺ホテルでアップルパイを
食べました。(でかっ!)
 ↓
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(このあと 帝国ホテルに戻ってロビーラウンジで特製プリンも食べた
のですがそのプリンもまた普通の3倍はあろうかという量で、夕食前
に私達はすでにお腹いっぱいになってし まい、せっかくの美味しい
ディナーがまるで拷問のようになってしまいました・・)


河童橋にて。(後ろの建物が 五千尺ホテル)
五千尺旅館の時代と場所はまったく変わらないそうです。
 ↓
IMGP2711_convert_20140726233442.jpg

多分この景色も変わってない。
 ↓
IMGP2710_convert_20140726233405.jpg

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懐かしそうにあたりを見回す母を見ながら、私は「あの朴念仁の父が
婚前旅行に誘ったなんてねえ・・やるう~~」
と全然知らなかった両親の若き日のエピソードを微笑ましく思いました。

「何もしません」とはいえ、手ぐらいはつないで歩いたのかしらん?

さぞ父は嬉しかったことだろうなあ・・。

この前ケーブルテレビでたまたま「鍵泥棒のメソッド」という邦画を
観たのですが(とっても良く出来たいい映画でした)、その中の一場
面、姉が恋もしたこともない真面目でカタブツの妹(広末涼子)に言
うセリフに
「30過ぎたら、胸がキュ~~ンとなる心のマシンは壊れてしまうのよ」
というところがあり、
「恋をして胸がキュ~~~ン・・となるのは20代までなのかあ・・」
と思ったりしたことでしたが、まさに、河童橋を渡り、梓川のほとりを
母と一緒に歩いた若き父は、胸キュンキュンだったに違いありません。
(おくびにも出さなかったでしょうが)

猿も出ます
 ↓
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あこがれの上高地帝国ホテルは、期待通りの歴史と風格のある素晴ら
しいホテルでした。

建物が、というよりは、ホテルのスタッフ全員が一人一人の宿泊客に
対して細やかな心配りをしてくれるそのサービスが、何百室もある大
ホテルにはない家族的な温かみを感じ、なんとも心地よいものでした。

朝の散歩
 ↓
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最終日は、飛騨高山に寄って飛騨牛の朴葉焼きを食べ、名古屋まで出
てそこから新幹線で帰路につきました。

飛騨高山の陣屋にて
 ↓
IMGP2725_convert_20140726233637.jpg



母は「父からの手紙はすべて自分が死んだら一緒に焼いて処分しても
らう」と言ってますが、今回の旅で、「私達が生まれる前のことも含
めて、やっぱり出来たらなにか書いたものとして二人の思い出やエピ
ソードなどを残してほしいなあ・・」と思った私です。

なんだか、他にも、思いもかけない秘めたるストーリがありそうです
よ?!





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