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2012・7・16 Everything has its own time

Sophieです。

先日、試写会が当たって、「The Lady  アウンサンスーチー~ひき
裂かれた愛~」
という映画を観に行きました。

ミャンマーの民主化運動を率いているアウンサンスーチーの半生を民
主化活動家としてだけではなく、妻・母であるひとりの女性としての
側面からも描いた、とても感動的な映画です。
  ↓
http://www.theladymovie.jp/

主演のミシェル・ヨーが、支持者たちを前にしてのスーチーさんの初
めてのスピーチの場面を完璧なビルマ(ミャンマー)語で再現するの
ですが、この言葉は語彙も多く発音も複雑でとっても難しい言語なの
だそうです。

テレビのインタビューで、「このスピーチをマスターするのに半年か
かりました」とミシェル・ヨーが言っているのを聞き、彼女の完璧主
義の役者魂にビックリしました!

アウンサンスーチーがノーベル平和賞をとったのは「世界が注目する
ことがすなわち彼女の命を守ることになる」との思いから、夫でオッ
クスフォードの教授だったマイケル・アリスさんの陰の努力や働きか
けがあったこともこの映画で初めて知りました。

軍事独裁政権から自宅軟禁をくり返されたスーチーさんは、家族とも
引き裂かれ、1999年にガンのため53才で亡くなった夫の死に目にも会
えずお葬式にも出られませんでした。
(夫の入国はくりかえし拒否され、スーチーさんはいったん出国する
と2度とミャンマーに入国できなくなるため、イギリスに帰ることが
出来なかったのです)

遠く離れ自由を奪われた境遇で、夫が亡くなったことを聞いたときの
彼女の慟哭は観ている者も胸を抉られるようでした。

彼女が幸せに暮らしていたオックスフォードからミャンマーにやって
来たのは政治活動が目的などではなく、重い病気になった母親の看病
のためでした。

ちょうどそのとき民主化を求める反独裁の学生運動が高まっていて、
ビルマ独立の父アウンサン将軍の娘であったスーチーさんが皆に頼ら
れ担ぎだされることになったわけですが、その偶然は歴史の必然だっ
たのでしょうか・・?

映画の中で、夫のマイケルがスーチーさんに「すべてのことに時があ
る」と言う場面があります。

これは旧約聖書の中の言葉で、この箇所を私は学生時代住んでいた県
人寮で一緒だったミッションスクール出身のSさんから最初に教えて
もらいました。

伝道者の書(あるいはコヘレトの言葉・英語ではEcclesiastes)
3章1-8

何事にも時があり
天の下の出来事にはすべて定められた時がある。
生まれる時、死ぬ時
植える時、植えたものを抜く時
殺す時、癒す時
破壊する時、建てる時
泣く時、笑う時
石を放つ時、石を集める時
抱擁の時、抱擁を遠ざける時
求める時、失う時
保つ時、放つ時
裂く時、縫う時
黙する時、語る時
愛する時、憎む時
戦いの時、平和の時。
(新共同訳)


彼女はちょっとふっくらとしていて、いつもニコニコと優しい、笑顔
があたたかい、学生時代から「お母さん」タイプのひとでした。

何のきっかけでこの箇所を教えてくれたのかは忘れてしまいましたが、
パッパラパ~だった私は「Sさんって、人生にとても真摯なひとなん
だなあ~・・・」と感心した記憶があります。

北九州に住む彼女とは会う機会も少なく、最近は年賀状のやりとりだ
けになっていたのですが先週、そのSさんが「亡くなった」という突
然の知らせが彼女の高校時代の同級生から届きました。

1年足らずの闘病だったそうですが、彼女が病気であったことも全然
知らなかったので、いまだに信じられない思いです。

年賀状でお互いに「今年は会いたいですね」と毎年挨拶のように書い
てきましたが、本当に、会えるときに会っておかねばもうその「時」
はないこともあるのだと思い知りました。

「天の下では、何事にも定まった時期(とき)があり、
すべての営みには時がある。
生まれるのに時があり、死ぬのに時がある・・・・」

これが彼女の「時」だったのだろうか・・・?

そんなことを思っていたときだったので、映画の中で思いがけず再び
この箇所を聞くことになり、とても不思議な感じがしました。

Sさんだったらこう言うかな・・・?

「アウンサンスーチーのような歴史に名が残るような人間でもなく、
100年もたてば誰も覚えていないただの庶民の私達だけど、”その時”
がくるまでは一生懸命生きなきゃだよ~!」













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コメント一覧

#810 No title
「偶然は歴史の必然」
「すべてのことに時がある」
は、私に響きます。
ありがとうございました。
#811 マックスさま、
最後のメルマガが近づいてきましたね。
今まで本当にありがとうございました!!
このご縁に感謝しています。

これからもよろしくお願いいたします。
#814 No title
 スーチー女史の映画と旧友の方と重なる部分、思い出さ
れたものがあったのでしょうか。

 時代背景が全く異なるのですが、三国志の中に「天の時、
地の利、人の和」という言葉があったのを思い出しました。

 最近ビデオで観たのですが、風来坊の青年と修道女たちの
交流を描いた「野のゆり」という映画で、アカデミー賞作品
だったそうです。機会があればまたどうぞ。
 ではでは。
#815 アストンマーチャンさま、
ありがとうございます、ツタヤに行ったとき気をつけて見てみますねー。
アストンマーチャンさまには筋トレにいつもコメントなど
本当にありがとうございました!
これからもよろしくお願いいたします。

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