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2012・1・9 吉沢久子さんの本を読んで

今年初めての編集後記なので、(ちょっと遅いですが)明けましてお
めでとうございます、Sophieです。

今年もどうぞよろしくお付き合いくださいませ。

私は去年もたしかそうだったのですが、なぜかこの時期具合が悪くな
ってしまうようで、今(日曜日)もこの編集後記を書きながら、気持
ちワルイ・・・お腹イタイ・・・と少々グッタリしております。

ーーで、ジトっと毛布にくるまりながら、家事評論家の吉沢久子さん
「前向き」―93歳、現役。明晰に暮らす吉沢久子の生活術ーとい
う本を読んだりしていました。

私の従弟のお嫁さんがフリーランスで雑誌や本の編集、企画などをし
ているのですが、この本の企画・構成を手がけたということで私の母
に贈ってくれたもので、「ためになるいい本だからアナタも読みなさ
い」と母が自分が読んだあと貸してくれたのです。

インタビューによる聞き書きといった感じの本ですが、2回目の取材
を終えたあとにあの東日本大震災が起き、エネルギーを節約する昔な
がらの知恵やいざというときの備えや暮らし方などにも話題が広がっ
たものになったそうです。

聞き手は長年吉沢さんと親しくされている生活研究家の阿部絢子さん
という方。

あ~、この方、年末のお掃除特集のテレビ番組で拝見したわ!
何十年も掃除したことがないというものすごい油と埃のこびりついた
換気扇をピカピカにした方だわ~。

家事のカリスマと言われるような阿部絢子さんが師と仰ぐ吉沢久子さ
んは、93歳で一人暮らし。

私など、一人の時は「カップラーメンでいいや」となってしまいます
が、吉沢さんは「自分を甘やかさず、気を抜かず。料理で頭を使うの
は一番の認知症予防」
とおっしゃって、毎日の食事もお盆の上のきれ
いな器にきちんと盛って、決して手を抜かないそうです。

「おかずに合わせて、今日はこのお茶碗、今日はこの蓋付きにしよう、
と選んでいます。それが私の生きてきた私なりの生活文化、生活の技
術でもあります」

家にお風呂もエアコンも冷蔵庫もない時代、戦争を生き抜いてきた世
代である吉沢さんは、「自分で考えて工夫する」姿勢が身に付いてい
て、震災後の電力不足にも、”節電”をもう一歩すすめ”省電”(電気の
使用そのものを見直す)を考えるいい機会ではないかと言われます。

襖や障子をはずし風の通りをよくする、打ち水をする、団扇で涼を取
る、スイカなどは井戸水をはった桶に入れ濡れ布巾をかけて気化熱を
利用して冷やす、冬は家に差し込む日ざしと共に移動し猫のように日
なたで暖を取るーーたしかに、皆昔は当たり前のようにやってきたこ
となんですね。

お菓子がなければカンピョウを揚げてお砂糖をパラパラと振りかけて
みる、野菜の配給が一家に大根5cmだけしかなかった時は、ハコベ
やたんぽぽ、アカザを食べたりもした、お茶がらも佃煮にすると食べ
られる・・・など「ものに囲まれた豊かな暮らしもいいですが、なけ
ればないで工夫をしていく。それが暮らしの楽しみでもありました」。

今朝のテレビで大学の先生が、「これからは富の分配、福祉の享受と
いうよりは、不利益や重荷を分かち合わねばならない時代になってく
る」というようなことを言われてました。

さすがに今の時代、冷蔵庫のない暮らしは考えられないし、雑草まで
食べることはないかもしれませんが、昔ながらの生活の知恵、生活力
というのはこれからますます必要になってくるように思います。

「震災のあと、日本はこれまでと同じではなくなったのだから、私達
もかつてと同じ生活をしようと思わないことです。被災した方々のた
めにできることをしよう、という気持ちを持つ。そして質素に生きて
いけばいいのです」

ふーむ、なるほど・・・と思いながら、先週車の中で聞いたラジオで
の話を思い出しました。

その日、私は年明け初めての秘書仕事で、郊外にあるアメリカ企業の
オフィスに行った帰り道だったのですが、ある男性からの、彼の奥さ
んとの年末年始の”食”に関する価値観が違い過ぎてのお悩みがラジオ
のパーソナリティのお二人の軽妙なやり取りで読まれていました。

この男性、結婚以来一度もいわゆる伝統的な日本の年末年始の年越し
蕎麦やおせち、お雑煮といったものを食べたことがない、というので
す。

抗議のために1ヶ月ほど「家出」をした彼、今年こそはーーと戻って
きた31日の晩ご飯はフツーのいつもの「豚の生姜焼き」(晩ご飯だ
からな、まあ、これはよかろう)ーーーでも、夜が更けても「年越し
蕎麦」はなし・・・。落胆して寝る・・・。

そして翌日、起きてきての元旦の朝ご飯は・・・「コーヒーとトース
ト」
がポン、と出てきただけだったそうです。

私は思わずワハハとひとり、車の中で笑ってしまったのですが、日本
人なのに「お正月はおせちとお雑煮」という遺伝子が入ってないヒト
がいるのだということがすごい新鮮な?!驚きでした。

かく言う私だって、おせちは作るものではなく「とるもの」になって
しまっていますものね・・エラそうなことは言えません。

が、しかし、元旦に「コーヒーとトースト」は、吉沢さんの言う「質
素」とは絶対違うぞー、と思います。

日本人として、これはやはり後世に絶対残さねばならない生活文化で
しょう。

こういう生活文化も意識して伝えていかねば残っていかないことなの
かもしれませんねえ・・。

このご夫婦、かくなるうえはご主人自身がぜひ頑張って年越し蕎麦を
用意し、豪華でなくてもいいからおせちもお雑煮も作ってあげて、ひ
とつひとつ、「これはこういう意味があるんだよ」と教えて、奥様に
美しい日本文化を伝えていただきたいーーと切に願う私です。





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コメント一覧

#713 No title
吉沢久子さんは、すごい人ですね。普通の人が真似したらストレスになりそうですが、ご本人は習慣化されているのでできるのでしょう。

そういえば、昔、山で採ったワラビは美味しかったです。子どものころ、友だちが「つくしは食べられる」というので採って母に作ってもらったら美味しかったです。あれから食べていませんが。
#714 No title
マックスさま、
急には無理でしょうが、目指すところとして、心がけていきたいと思います。

私は、ワラビもつくしも、自分で摘んだことはありません。
でもそういう体験って子供のときにしておく方がいいなあ~~
とこのごろ思ってます。
マックスのスクールも、ぜひ自然体験も多くとりいれてくださいませ~♪

#715 No title
私は母の実家でワラビもつくしも積みます!
そして大好きでもあります♪

あまり季節の行事はしませんが、お雑煮だけは欠かしたことがありません。
やはりこれがあってこそ、お正月、新年がきたと心新たにできます!
#716 Kumikoさま、
ワラビもつくしもとり放題とは、なんと恵まれた環境・・
いいですねー♪
岡山のお雑煮はどんな特徴があるのでしょうか。
お正月は「いつもの」お雑煮を食べられる幸せを感じますね。

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