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2011・7・27 子どもの村

24日の日曜日、日独協会主催の「”子どもの村福岡”と地ビールの里
”杉能舎(すぎのや)”を訪ねるバスツアー」
に参加してきたSophie
です。

私が属しているトーンチャイムグループ「シェーネムジーク」の指導
者のOさんがご夫婦で日独協会のメンバーで、チャイムのメンバーを
誘ってくださったのです。

ーーというのも、「子どもの村」のクリスマス会の時にチャイムの演
奏をボランティアでさせていただけないかという営業?!も兼ねてい
たからです。(この交渉はバッチリうまくいきました)

「子どもの村」というのは、親と暮らせないいろんな事情を抱えた子
ども達のために、里親さんが親となり新しい「家庭」をつくり、周辺
の地域とも交わりながら育てていこうと昨年4月に福岡市の西区にオ
ープンした小さな集落です。
  ↓
http://cv-f.org/index.html

子どもの村

DSC00481_convert_20110726202257.jpg


これは、千鳥饅頭やチロリアンというお菓子で有名な「千鳥屋」の故
原田光博社長が中心となって活動し市や企業に働きかけて実現したも
のだそうです。

「SOS子どもの村」は1949年にオーストリアで始まった、「すべて
の子どもに愛ある家庭を」
をスローガンとする、子供に関する世界最
大のNGO(国際本部はインスブルック)で、若い頃お菓子の修行に出
かけた原田氏がチロル州イムスト村で初めて SOS Kinderdorf という
この団体を知り、いつか日本にもこういう村を・・・とその頃からず
っと心に思っていらしたそうです。

お菓子修行の成果というチロリアン
   ↓
チロリアン


残念ながら社長さんは完成を見られずに病気で亡くなられたのですが、
その志は見事に実り福岡の地に世界で134番目の「子どもの村」
(日本で初めて)が出来たということに、まさに先週の編集後記で書
いた "noblesse oblige" を実践された方だなあ・・と感じずにはいら
れませんでした。

まだ瑞々しい木の香りがする管理棟、ホール、セミナールーム、など
の施設とそれぞれの「家族」が住める一戸建ての家が5軒、ゆったり
とした敷地の中に建っています。(現在全部で4名の里親さん、1歳
~6歳までの子ども達8人が4軒の家に暮らしているそうです)

土地は福岡市が安く貸与しており、建築もタマホーム、トヨタホーム
が全面的に協力してくださったというお話でした。
  ↓
このキッチンはトヨタホームのモデルルームからいただいたもの。
子どもの村


最初に坂本雅子「村長」が約1時間子供達をとりまく状況などを話し
てくださいました。
(坂本さんは元々小児科医でいらっしゃいますが、いくつになっても
「かわいらしい」という言葉が似合うお洒落で上品なとても素敵な方
でした)
 ↓
村内を案内してくださる坂本村長
DSC00478_convert_20110726202206.jpg

虐待、育児放棄などの相談件数は全国で5万件を越え、福岡だけでも
600人、親と暮らせない子ども達がいるそうです。

日本ではそういう子ども達は施設に入るものーーという観念がありま
すが、国連の基準には、「子どもは家庭的環境で育つことが大切」と
いう明確な指針があり、オーストラリアなどは91.5%が里親のもとで
育っているそうです。他の外国も50%を越えている国が多いのにくら
べ、日本はなんと里親のいる「家庭」で育つ割合はたったの6%とい
うことで、国連から3度も改善勧告を受けているそうです。

たとえば行政の壁としては、日本の場合、きょうだいなのに、乳児は
乳児院へ、児童は児童施設へ、と別れ別れにされてしまうそうなので、
やはりひとつの”家庭”で育つにこしたことはなく、里親システムのメ
リットは大きいと思います。

「行政の側も子どもは施設へ・・いう思い込みがあり、”家庭”の必要
性に思いいたらず、もちろん虐待やネグレクトをしている親の側から
は要望があるわけもなく、子ども達は声をあげるすべも知らず、彼ら
は一番弱い存在であるにもかかわらず、一番必要なことを満たされず、
手をさしのべられることが少ないのです」

昨年末からのタイガーマスク運動で関心は高まっているそうですが、
私自身も虐待のニュースを聞いて心を痛めながらも、保護された子ど
も達のその後まで思いが至りませんでした。

日本も、里親で育てられる割合を10年後に30%まで引き上げたいと
いう目標値があり、現在一部屋に一緒に寝ていい人数が15人までOK
としている基準も(修学旅行でもいまどきそんな人数のザコ寝はしま
せんよね?!)「一部屋4人まで」と改正しようとしているそうです。

「こういうことに気づく、知る、ことだけでも子ども達を支える第一
歩になります」
「子どもの村の8人は、たったそれだけと思われるかもしれませんが
そのうしろに何十人、何百人と続く子ども達につながっているのです」
ーーという関係者の方の言葉が印象的でした。

子どもは、とくに小さいころに、「絶対的に自分を愛してくれる存在
がいる」という安心感で、心の安定と他人を愛しコミュニケーション
をとれる基礎が出来ると言われます。

すべての子どもが「生まれてきてよかった」と思えるような社会は、
必然的に誰もが住みやすい社会でもあるでしょう。

先日、孫正義社長、王貞治氏、スマップの中居くんが発起人となって
被災地の子ども達のため復興支援財団をつくったというニュースがあ
りましたが、日本中の助けを必要としている子ども達のためにも、全
国にこのような子どもの村がたくさん広がっていくといいなと願った
ことでした。

ーーさて、長くなってしまいましたので、次の目的地「地ビールの杉
能舎」につきましては、to be continuedーーー
  




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コメント一覧

#556 No title
ブログを読んで私も「たった8人!?」と思ってしまいました・・・ごめんなさい。

でも風穴を開けたことに意味があり、その小さな勢いにのって”home”が増えることを願っています。

究極は、このような”home”なんて必要ない社会なんですけど・・・悲しい現実です。
#558 Kumikoさま、
大きな児童施設ではないので、「家族」として里親さんが育てられる人数には限りがあるからでしょうね。
また、里親になってくれる人が絶対的に少ないのだと思います。
日本はとくに血を重んじるので、養子という制度もなかなかなじみませんものね。
里親になるのも、厳しい審査があり、何ヶ月も研修を受けなければならないそうです。

「子どもは国の宝ぞ~~」としみじみ思ってしまいました。

#560 No title
「子どもの村」を立ち上げた社長さん、天国で よころんでおられるでしょうね。
日本全国で 5万件の相談回数と聞き驚きました。たぶんそうやって 相談してくる人は 氷山の一角で もっともっと つらい思いをして暮らしている子供が多いのかもしれませんね。里親制度というのは 現在の日本人には 馴染めないんでしょうかね。クリスチャン、宗教的な背景からくる文化もあるんでしょうね。
#563 Maple Leafさま、
社長さん、ほんと喜んでいらっしゃるでしょうね。

普通の人がフツーに気負わずに肌の色も違う養子を育てているのをアメリカで見てカルチャーショックを受けたことを思い出します。
これはやはり人種のルツボであるアメリカだから可能なのか
おっしゃるように宗教的背景なのか・・??
でも、養子は無理でも、日本でも里親はもっともっとこれから
増えていくのではないかと思います。

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