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2009・10・28 水のいのち

朝晩急に寒くなってきたので、ロッキー(ミニチュアダックス♂)を「あんか」がわりにし始めたSophieです。

(彼を抱っこしてソファに寝転んでいるときが至福のときです。)

秋も深まってくるといろいろ芸術系の催しも行われますが、先日の日曜日は、福岡市内のママさんコーラスのグループが一同に集う交流会コンサートがありました。

私は娘の高校の母の会メンバーで結成されたコーラスグループにも入っておりまして、みんな子供達が卒業してしまった後も、月2回ほど集まってワイワイと楽しく練習しております。

そんな私たちにとって、この交流会は年に1度の晴れ舞台。
(ーーといっても出演時間はわずか9分という短さなのですが。)

今年の私たちの演目は、「ふるさと」と、合唱組曲「水のいのち」より「雨」。

どちらも心にしみる美しい曲です。

「ふるさと」は皆さんご存知でしょうが、「水のいのち」は聴かれたことあるでしょうか?

初演が1964年ということですからもう50年近く歌いつがれている名曲で、詩は高野喜久雄、曲は高田三郎という方が作られました。

私はコーラス始めてまだ2年ほどで、合唱のことは全然わからないのですが、それでもこの「雨」は、合唱部だった大学時代の友人の発表会で初めて聴いて、「うわぁ。いい曲だなあ・・・」と感動した覚えがあります。

今回、あらためてこの歌詞を味わってみて(なんせ暗譜ですから・・)若い時分とはまた違った感慨があることに気がつきました。

「降りしきれ 雨よ 降りしきれ
すべて 立ちすくむものの上に
また 横たわるものの上に

降りしきれ 雨よ 降りしきれ
すべて 許しあうものの上に
また 許しあえぬものの上に

降りしきれ 雨よ わけへだてなく
涸れた井戸 踏まれた芝生 こときれた梢 
なお 踏み耐える根に

降りしきれ
そして立ちかえらせよ
井戸を井戸に 庭を庭に 木立を木立に 土を土に

おお すべてを そのものに そのものの手に そのものの手に」
雨

こんな曲



「水のいのち」は英訳すれば"The Life of Water"なのでしょうが、作曲者は「むしろ"The Soul of Water"だと思っている」と述べられています。

そして、Soulすなわち「魂」とは「それがあれば生きているが、それを失えば死んでしまうもの」そして「その魂が賛成しているのでなければどのような生き方をしても、人はそれに満足することはできないもの」とも定義されています。

「雨」→「水たまり」→「川」→「海」→「海よ」とすすんでいく、表面的には水の循環を描いているように見えるこの組曲は、実は、私たち人間の「魂」の宿命的なあり方を描いているのです。

「雨」の「すべて立ちすくむもの」。
「水たまり」の、空をうつしあこがれる「小さなこころ」。
「川」の、「何故さかのぼれないか」と自問するもの。

これらは高みに憧れる魂であり、そして最後の「海」は、死を受け入れる場所であり、生あるものに「これを見なさい」と死を提示する存在、空の高みへ不滅の魂を返す出発点、魂の故郷である、と。

指導者の芸大出のIさんは、「この歌は’祈り’です。降りしきるものは、神の愛、恵み、恩寵です」とおっしゃいました。

「私たちはこの世で、いったい何度立ちすくむことだろう。今年もまた目指す学校の入試の発表に名前の出ていなかった娘。昨日から家に帰ってこない息子。旅行先で交通事故に遭った夫の重体の知らせ・・」
(高田三郎 随筆「水のいのち」より)

なすすべもなく「立ちつくすもの」の上に、「許し合えぬもの」の自分ではどうしようもない怒りや狭小さや悲しみや弱さの上にも「わけへだてなく」降るものにすべてをゆだねながら、立ち返りながら、私たちは魂を持った存在としてこの地球に生かされている奇跡を感謝しよう・・・と祈りながら歌ったのでした。

現代の地球上の「許し合えぬもの」のためにも・・・。

自分たちで歌いながら自分たちで感動し、涙まで流した私たちでありました。

そんな大きなピュアな心でその夜帰宅した私。

さーお茶でもいただきましょ、と冷蔵庫を開け・・
「あっ、大事にとっておいた16区のエクレアがないっ!」

(主人にむかって)「食べたでしょっ!あれ私のよ!なんで勝手に食べるのよ、楽しみにしてたのにっ!ひどい!」

エクレアごときで、一番身近なひとを許せない私って・・・・。
┐(-。ー;)┌






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コメント一覧

#12 素晴らしい詩です
携帯から失礼します。

ロッキーとはパートナーなんですね。

力強い詩ですが魂を表しているのですか。

娘さんが卒業されてからも月に二度集まるコーラスとはすごい。

食べ物の争いは我が家でもあります。

Max
#13 No title
紅葉のお写真が詞と合っていて素敵です。

水で人生を表現する、うーん詩人じゃないとできないですね。

Sophieさんがこの詞から感じられることをそのまま歌声に載せて、そして仲間がそれぞれの想いを歌声に載せて、それがハーモニーとなったとき、観客にその想いが本当に届くんでしょうね。

歌というよりも、祈りのような感じで。

もちろん我が家でも「誰が食べた」「私食べてない」のケンカは頻繁です。
食べ物の恨みは恐ろしい。。。とは本当です^^
#14 マックスさんコメントありがとうございます
ロッキーのこともいずれ書きたいのですが、
これ完全に「親バカ」になりそうなので
控えて?!おります・・。
では東京で~!
#15 Kumikoさん、コメントありがとうございます
紅葉の写真はうまくいったのですが、
動画の組み込み方がまだわかりません。
You tubeをのせたかったのですが。

まだまだ課題山積です・・・

皆さん、食べ物で争うということがわかり、ホッとしています。
#16 きれいな曲・・・
水のいのち・・・

初めて聴いた曲ですが、心が澄み洗われる歌ですね。
詩の深さにも、ジーンときてしまいました。

ことばの力って、すごいですよね・・・。

Sophieさんのお写真もきれいです。


ちなみに、冷蔵庫をのぞいた際に、
「私の○○がない!!!」で勃発する紛争は、実家でもよく起こります。
最近では、水ようかんでした(笑)


そうそう、Sophieさん、上京されるとのことで、お食事ご一緒できなくて残念でした。
#17 Makiさんコメントありがとうございます
おかげさまでとっても楽しい東京3日間でした!次回はMakiさんにもお目にかかるチャンスがあればいいな、と思っています。

You tubeのせるのもなんとか成功し、またちょっと進化?!しましたヨ~
#20 初めまして
初めまして、筋トレの編集後記から
こちらのお部屋にお邪魔させて
いただきました。

とっても素敵な曲をご紹介されていたので
感激していまいました。

大変失礼とは思いましたが
私のブログに、歌詞だけ転記
させていただきました。

本当に心にしみいるいい曲ですね。

これからも素敵な記事を
楽しみにしています!
#21 クロワッサンさまコメントありがとうございます
初めまして!
ブログにのせてくださったそうで、ありがとうございます。
素敵な曲ですよねー
私も大好きになりました。

こちらこそこれからもよろしくお願いいたします。

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