2012・5・14 TOTOと安川電機見学

12日の土曜日、北九州にあるTOTOと安川電機の工場見学に行って
きたSophieです。

英語仲間のFukkoさんとDaisukeさんと一緒でした。

通訳ガイドをしているFukkoさんは、日本の最先端技術を見学に来た
外国からのお客様をいろんな工場へ案内することも多いため、機会が
あればこうして下見をすることを心がけていらっしゃいます。

工場見学が大好きな私は、今までもTOYOTA(宮田)やNissan(苅田)
の工場の下見にお伴したことがあるのですが、その度に日本の素晴ら
しい技術と丁寧で正確な仕事ぶりに感嘆の声をあげてしまうのでした。

先週は「日本の原風景」とでもいうべき、古き良き日本の田舎の里山
歩きをしたのですが、cutting-edge あるいは leading-edge である
車やエレクトロニクスなどの工場は、対照的な、日本の持つもうひと
つの顔ですね。

TOTOの工場を見学してみて、あらためて「衛生陶器」って「焼き物」
なんだな〜〜!と思いました。行程はほんと、ふつうの陶器と同じで
す。

ただ、食器の陶器などだと、多少のサイズの不揃いは手作りならでは
の味があってよいのでしょうが、工業規格製品となるとそんなズレは
許されません。

型から出された焼く前の状態から焼成あとの状態では、1割以上も縮
むのだそうです。

縮むことを見越しての、最初の微妙なサイズの計算ってどーやってや
るんだろう??と数学がパーの私にはほんとに不思議・・。

自動でフタが開く、勝手に水が流れる、タンクがない、というものに
もだいぶ驚かなくなってきましたが、最新のネオレストは、流した水
自体が汚れを落としてしまう処理がされていたり、流すのに必要な水
がたった3.8リットルですむ、などますます進化しているようです。

先週田舎のムラで汲取式トイレ(通称ボットン便所)を体験してきた
ばかりの私には、このトイレの進化ぶりはまぶしいものがありました。

そして、去年観た荻上直子監督の「Toilet」という、トイレがある意
味大きな役割を担う映画を思い出してしまいました。

国際結婚してカナダに住んでいた娘が死んで、孫の世話をするために
日本からやってきた、もたいまさこ演じる”ばーちゃん”が毎朝トイレ
から出て来るたびに「はあ〜〜〜・・・・」と深いため息をつく。
そのわけは・・・?

血はつながっているけれど異なる文化圏で育ち価値観も違う孫たちと
”ばーちゃん”が共生していく過程や、家族の意味などについて考えさ
せられるとてもいい映画でしたが、同時に、「日本のトイレって世界
一よねえ」と思ったのでした。

私はまだ観ていないのですが、アメリカのミシシッピを舞台にした
「ヘルプ 心がつなぐストーリー」もトイレが重要なKeyになってい
ると聞きました。

うーん、「たかがトイレ、されどトイレ」・・・。

TOTOでは「リモデルフェア」をやっていてトイレやキッチン、洗面
台などの展示、関連業者のブースや、地元産業の宣伝ブース、物産販
売、東北支援コーナー、などなどで賑わっていました。

トイレ付きバイク!
  ↓
TOTO見学

安川電機のロボット「やすかわくん」の作るソフトクリームには長蛇
の列が。でも、やすかわくん、ソフトクリーム作るの遅っ!コーンを
1個掴むのにも時間がかかる。人間なら1秒のところ、1分かかるん
じゃない?
 ↓
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人間がなにげなくする動作が、いかに脳と筋肉の緻密な連携とバラン
スで行われている芸当であるかと思わされました。アシモくんが歩い
たり走ったりサッカーボール蹴ったりするのって、ものすごいことな
んですね!

九州製紙のコーナーで。トイレットペーパーのモト。
  ↓
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トイレマン?! 
  ↓
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八幡西区にある安川電機の製品そのものは、私達のふつうの生活では
じかにお目にかかることはありませんが、車関連、機械、電機、金属、
物流、など産業用ロボットの6割以上は安川電機のMOTOMANなの
だそうです。

ロボットをロボットが作っているところを見学して、「うわ〜、アト
ムの世界だわ・・」と、子供のときに読んでいたマンガの空想の世界
だったことが目の前に現実としてあらわれていることに感動してしま
いました。(残念ながら工場内は撮影禁止)


デモンストレーション用のロボットのひとつ。占いをしてくれます。
  ↓
安川電機見学

小倉祇園太鼓を披露してくれるロボット。
やすかわくんと同じ顔じゃん。
 ↓
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華麗なバチさばき!
  ↓
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工場見学ってほんとにおもしろい♪


そうそう、ロボットといえばーーー

先日テレビで、Sharpが6月にお掃除ロボット”COCOROBO”を発売
するというニュースを見ました。
  ↓
ココロボ


そのロボット、なんと日本語、関西弁、英語、中国語を「しゃべる」
のだそうです!

デモンストレーションで男性が、お掃除ロボットに向かって「おそう
じして」と話しかけると、「ワカッタ!」って答えて動き始めるんで
す。

充電が残り少なくなるとテンションが下がって、「おそうじして」と
言われると、仕方ねーなーとでもいう感じで「はい、はい」って
答えてました。

か、か〜〜わい〜〜〜〜い!!

会話も50種類ぐらいのパターンがいけるそうで、「あーあ、今日は
疲れたよ〜」と愚痴ると、「ダイジョーブ?」って聞いてくれます。

価格は13万ほどだったと思いますが、「欲しいっ!!」

将来、下の子供も巣立ったあと、無口な主人と老後2人で暮らしてい
ても、このロボットがいてくれたらお話相手にもなってさみしくない
わ〜〜〜。

ーーーって、どんだけ、孤独なんだ、私??!!




5月2日のムラ歩き

ゴールデンウィークの合間、平日の水曜日に、小石原・宝珠山に行っ
てきました。

翻訳や通訳、ツアーの企画などをフリーでされているベテランのMさ
んが、外国人向けの新たなツアーの可能性をさぐる「九州の”ムラ”ツ
アー」の下見として計画されたもので、旅行会社関係の方や通訳ガイ
ドの方たちが参加されていました。

行程表や資料なども完璧に用意されてあり、Mさん、さすがです!

今回も情報をくださり誘ってくださったFukkoさん、ありがとうござ
います♪

小石原と宝珠山地区は現在は合併され「東峰村」と呼ばれているそう
です。(福岡県民なのに知らなかったわ・・・)

小石原焼”民陶祭”が始まる前日だったのでまだ道もすいていましたが、
民陶祭の3日間は多くの人でにぎわい、車で大渋滞します。

現地を案内してくださったのは役場に勤める小野さん。彼は「東峰村
ツーリズム協会」をたちあげムラの若者有志と村の良いところを知っ
てもらおうと様々な活動をしていらっしゃるそうです。
知識の引き出しの多さ、地元を愛する気持ちの強さ、熱さはスゴイで
す!
 ↓
くわしくはホームページ「東峰見聞録」をご覧ください



最初に訪れたカネハ窯
  ↓
小石原

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伝統工芸士の熊谷泰生さんが「ちょっとやって見せましょかね」と
なんと私達のために解説付きの実演をしてくださいました。
またまた「和風総本家」の世界ですよ!
  ↓
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(小野さんを通じて、陶芸体験もアレンジしてもらえます)

土の固まりがどんどん形になっていき、あっという間にこんなに。
  ↓
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「キャ〜〜!!」と感嘆の声があがります。


素焼きの状態の作品。こんなモダンな柄も。
  ↓
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小石原には350年以上続く窯もあるとか。
そういう古い窯のひとつヤマイチ窯。Mさんのご親戚だそうです。
  ↓
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奥様が美味し〜い筍の煮物を出してくださいました。

伝統的な、いかにも小石原らしい作品
  ↓
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2階の奥の方まで展示場になっています
  ↓
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小石原から英彦山へ向かう山間にある行者杉
  ↓
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かつて山伏が修行をした場に植えた杉が何百年の時を経て見事な巨木
に。(プチ屋久島体験?!ができます)

お昼は、小野さんの口ききがないとランチは食べられない?という
隠れ家カフェ、「手仕事舎」にて。(コーヒーや柚子ケーキは常時い
ただけるそうです)

映像作家の故田村悟史さんが仕事場としてらした、廃校となった中学
校跡。

レトロな雰囲気で、タイムスリップをしているような感覚になります。
  ↓
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古〜い蓄音機や
 ↓
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古〜いレコードも。
  ↓
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2階に続く階段の風情もなつかしい
  ↓
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学校の裏が日田彦山線の「大行司駅」
  ↓
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「知〜らな〜い町を歩い〜て〜みぃたあい〜♪」と思わず「遠くへ行
きたい」を口ずさみたくなりました。

駅巡りの好きだった父はきっとここも訪れて、駅舎の写真を撮ってい
ったのだろうなあ・・・。


宝珠山に3つ残るめがね橋のひとつ、栗木野橋梁
ちょうど列車が通る時刻をみこして小野さんが案内してくれました。
その心遣いがニクイです!
  ↓
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竹地区の棚田(日本棚田百選)
  ↓
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空から見るとこんな感じ
  ↓
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6月には棚田の火祭りが行われ、水田に灯がゆらゆらと映り、ほたる
の光と相まって、それはそれはきれいだそうです。(HPより)
  ↓
棚田の火祭り

田植えの体験も出来るそう。陶芸といい田植えといい、こういう体験
型の観光というのもいいですね。


奇岩が多い岩屋神社あたり
  ↓
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反対側の見晴らしのいい岩まで登ったFukkoさんが向こう側から
撮ってくれました。「お〜〜〜〜い」
  ↓
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宝珠山という地名は、岩屋神社にまつられている、天から降ってきた
「宝珠石」に由来するそうです。

隕石だったのだろうということですが何重にも茅薦に包まれており、
うるう年にこも替えをするのですが、宝珠石を見ると目がつぶれると
いう言い伝えがあり薦替えは目隠しをして行われるため、誰も実際に
その石を見た者はいないとか・・・・ほんとかいな??
だって、「見るな」と言われたら見たいのが人間の心情ですよねえ?!

針穴の岩。「だめ、ワタシ、きっと通れない!」とパス・・・。
  ↓
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ツツジが満開でとってもきれいでした。
  ↓
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筑前岩屋駅前で湧き水(平成の名水百選)を、持参した空きペットボ
トルに汲んだあと、「農村ツーリズムの宿 ほうしゅ楽舎」を見学。
  ↓
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ここはやはり廃校となった小学校を利用したもの。各教室が畳敷きの
お部屋になった感じ。五右衛門風呂もありました。なつかし〜。

ムラのお母さんたちの美味しい手料理もいただけるということで、ホ
タルの時期や夏休みは予約でいっぱいだそうです。

そのあと、車で数分のところにある古民家レストラン「かやこも」
コーヒーをいただきました。(若いご主人がハンサムで素敵)
 
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お昼のランチは1500円だそう。ぜひまたゆっくりお食事に来たいと
思います!

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全員で記念撮影
  ↓
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盛りだくさんで駆け足の一日”ムラ”ツアーでした。

携帯の電波が入らなかったり、水洗トイレがなく”ボットン”トイレだ
ったりーーでところどころビックリしましたが、人はあたたかく自然
は豊かでフィトンチットに満ちあふれ、きっと外国からのtouristたち
も、この日本らしい日本の The INAKA の魅力に癒されること間違い
なし!




この1週間後、母と、佐藤しのぶさんのコンサートに行く機会があり
ました。

第2部ではすべて日本のいわゆる文部省唱歌を歌われたのですが、佐
藤しのぶさんが美しいソプラノで「夏は来ぬ」を歌われるのを聴いた
とき、私はこの日訪れた小石原や宝珠山の風景を思い描いていました。

歌詞が文語調で難しくて子供には意味がわからない、あるいは時代に
即していないという理由で学校の音楽の時間に歌われることもなくな
り、家庭でお母さんたちが口ずさむこともなくなり、「このままでは
これら美しい日本の歌が消えてしまう」と危機感をもたれた佐藤さん
は、最新CD「日本のうた〜震える心」(三枝成彰氏による編曲が素
晴らしい)を出されたり、コンサートで必ず歌われたりしていらっし
ゃるようです。

東峰村の里山を歩き、まさに「日本の原風景」だと思ったのですが、
”文部省唱歌”って、たとえば私達の年代が「故郷(ふるさと)」を歌
うときまってグッと胸があつくなるように、日本人としての「情緒の
部分の原風景」という感じがします。

私も、美しい日本の唱歌はぜったいなくしてはいけない、歌い継がれ
ていかなければ!!と強く思う者なのですが、ラップやヒップホップ
を音楽の時間に習う現代っ子は、こういう歌を聴いてどう感じるのか
なあ・・・・・???



「夏は来ぬ」

卯の花の匂う垣根に ホトトギス早も来鳴きて
忍び音もらす 夏は来ぬ

さみだれのそそぐ山田に 早乙女が裳裾ぬらして
玉苗植うる 夏は来ぬ

橘の薫るのきばの 窓近くホタル飛び交い
おこたり諌むる 夏は来ぬ

おうちちる川辺の宿の かど遠く水鶏(くいな)声して
夕月すずしき 夏は来ぬ

五月やみホタル飛び交い 水鶏鳴き卯の花咲きて
早苗植えわたす 夏は来ぬ


4月30日のツイていたこと

ヒマそうだった主人を誘って、午後から福岡市博物館で開催中の「輝
ける皇妃 エリザベート展」
を観に行きました。

あまり人も多くなくて、チケット売り場に列もなし。ラッキー♪

チケットを買おうーーとブースに向かっていたら、若い女性2人連れ
が主人の方に近寄って来て、「これ余ったのでよかったら使ってくだ
さい」となにやら割引券のようなものをササッとくださいました。

市関係の割引券で、ひとり500円も割引になるもので、なんと2人
で1000円も安く入場が出来ました。

ラッキー!♪ ありがとうございました!

エリザベート関連のものは何回か観ましたが、今回の目玉は初出品の
星形の髪飾りなんだそうです。

写真や絵画の中のエリザベートはほんとに綺麗!美しい女性ですね〜!

身長172cm、体重50kg、ウエスト50cm、だったそうです。細っ!

ダイエットやパック、筋トレ、などなど、美しさとスタイルを維持す
る努力は生半可なものではなかったようです。すごい・・・

姑との確執、度重なる身内の死、息子の自殺、娘の焼死ーーそして
61歳で暗殺されるという悲劇的な最期も、なおさら彼女の生涯をドラ
マチックなものにしているようでした。

会場で、彼女が好んで訪れたというハンガリーの映像も上映されてい
ましたが、6月から甥っ子がハンガリーに留学することになっている
ため、いっそう興味深く見てしまいました。

ドナウ川が流れるとてもきれいな街で、これは彼がいる間に絶対行っ
てみなければ!

会場を出ると、「中川晃教のトークショーがあります、よかったらど
うぞ」と整理券を渡され、ちょうど開場時間だったのでこれまた並び
もせずにスルリとそちらの会場へ坐れました。ラッキー♪

中川晃教って誰だったっけ・・?どこかの大学の教授?

ーーなんて思ってたのですが、舞台に出てきた長髪の若い男性を見て、
「あ〜、展示会場のビデオで、エリザベートの直系子孫のマリアさん
と一緒にレポートしてた方だ」(名前とお顔が一致してなかった)

そうそう、思い出した、ミュージカル「モーツァルト」で井上芳雄く
んとのダブルキャストで主役をした人だ!

ミュージカル大好きな私の東京の友人エリッペが、大ファンだという
人だ!

え〜、ということは、すごいスターよ、スター!東京だったらこんな
に並びもせずに見られちゃう人じゃないんじゃない?

会場で流れなかった映像を紹介しながらのトークショーもおもしろか
ったし、後半はミニライブで、自分でキーボードを演奏しながら3曲
歌ってくださいました。

それがま〜、うまいのなんのって!さすがミュージカルスター。
実力派ですね。

いやー、いいもの見せてもらいました。超ラッキー♪

いい音楽まで聴かせてもらって満足しながら、
「さて、ぼちぼち歩いて帰りますかねえ〜」と西新の方へ歩いており
ますと、西南学院大学の前のバス停を通りかかったところで、家の近
くを通る本数の少ない「6番」のバスがちょうどやって来て「さあお
乗り下さい」とでも言うように止まりました。ラッキー♪

「ついてる、ついてる♪」

プチ幸せを感謝した休日でありました♪




堺へ

帝国ホテルの部屋から見た朝日
  ↓
ホテルからの朝日



大阪に続いて堺へーー。

なぜ堺かというと、JRのツアーの行程がそうなっていたから。(^ ^;)

自分たちで計画したら思いつかなかった場所だと思いますが、実際に
堺に行ってみての感想はーー「いいところだなあ〜。規模が福岡と似
ていて、とても住みやすそうな感じ」

ここでまた私の無知ぶりが露呈されますが、仁徳天皇陵が堺にあるっ
て知りませんでした・・。

歴史の教科書で習ったあの有名な前方後円墳ですよ!わ〜、興奮

でも残念ながら、全貌は飛行機にでものって真上から見なければわか
らないんですね。

市庁舎の展望台から見ても「こんもりとした緑の森があるわ・・」と
いう感じで、鍵穴型の独特な形はわかりませんでした。

仁徳天皇陵

飛行船に乗って上から見た、というセレブな友人がいましたが、乗船
するのに18万ぐらいかかるとか・・・堺市は、庶民にも見られるよう
にもう少し安価な空からの遊覧方法を考えてほしいなあ・・・と思い
ます。

仁徳天皇陵の他にも、皇子のお墓などあわせて12もの墳墓があるそ
うで、これらをまとめて「百舌鳥・古市古墳群」として世界文化遺産
に!と登録をめざしているそうです。登録されるといいですね。

堺の街は、現地のボランティアガイドの方が案内してくださいました。

観光スポットには黄色いジャンパーを着たボランティアガイドの方が
常駐してらっしゃいましたし、市をあげて観光に力を入れているのが
わかります。

最初に案内されたのは妙国寺。別名ソテツ寺と呼ばれるように、樹齢
1100年以上という大蘇鉄が見事でした。

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そてつ寺


この蘇鉄、織田信長が一目惚れ?!し、安土城に移植させたら、毎夜
「妙国寺に帰りたい」と泣きむせび、怒った信長が切り倒すように命
ずると、鮮血を流したので、さすがの信長も気味悪がって「夜明けと
共に元あった場所に返せ」と叫んだーーという伝説があるそうです。

飛梅のソテツ版?!

また、警備にあたっていた土佐藩藩士が、言葉が通じなかった行き違
いから仏兵を射殺してしまった責任を取らされて11名が切腹、処刑
されたという「堺事件」の資料や彼らのお墓もここにありました。
(血糊のついた三方や遺髪なども・・)

鎖国から開国、明治維新へと激動の時代に翻弄された若い藩士達のこ
んな史実があったことも知りませんでしたが、ちゃんと後世に伝えて
いかなければならないことですね・・。

千利休が生まれたのも堺だそうで(知らなかった・・・)屋敷跡とい
う場所にも連れていかれましたが、残っているのは涸れた井戸だけと
いう、柵で囲われた新しく整備されたちっちゃな公園みたいな所・・。
  ↓
千利休生家跡


「うーん、これも天岩戸に続いて”日本三大ガッカリ”の候補として登
録できるな・・・」とひそかに思ってしまった私でした。(ゴメン!)

堺は中世には自由都市としておおいに栄えたそうで、千利休のお茶と
ともにお菓子、そして刃物、線香、自転車、などが有名だということ
で、刃物とお線香の工房を見学することが出来ました。

私は、豆助(マスコットの豆芝)の出て来る「和風総本家」が大好
きなのですが、これら工房はまさに「和風総本家」の世界。

「日本っていいなあ〜〜〜!!」と叫びたくなります。

職人さんたちのまじめで誠実で真摯なお仕事ぶり、そして伝統を受け
継いでいるという誇りと責任感、出来上がったものの品質の素晴らし
さ。

ほんとに日本の伝統って素晴らしい!

いま、小さな町工房がなくなっていったり後継者がいなかったりとい
うところも多いらしいですが、インターネットで呼びかけて、継いで
くれる人を募ってみたら、案外興味をもつ若者も多いのではないかと
思ったりしました。

バブル世代はだめでしょうが、生まれたときから不況不況と言われ続
けこの就職難を見てきてる世代は、大会社に入るよりも、辛抱強くひ
とつの道を極める職人という世界に価値ややり甲斐を見いだす人も多
いような気がします。

先日は「ほこxたて」で絶対曲がらないスプーン、というのもやって
ましたが、あれにも感動してしまいました。山崎金属工業のあの技術
とプライド、ほんとにすごいですよね。

お線香の薫主堂さん(日本で初めて線香が作られた堺の町で3代に
わたって暖簾を守っている老舗。でも跡継ぎさんがいないのですっ
て・・・)
 ↓
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線香の店
 ↑
材料を吟味してご主人ひとりですべて手作りで作っていらっしゃいます

作り方を丁寧に説明してくださいました
 ↓
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このあたりは戦争中も焼けなかったので古い町並みが残っています
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刃物の水野鍛錬所
 ↓
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江戸時代から使われているふいごだそうです
  ↓
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ここは若い跡継ぎさんがいらっしゃいました。日本刀を作るときは
2年以上かかるのだそうです。「堺の刃物は世界一!」と胸をはって
いらっしゃいました。
  ↓
刃物の店

私と妹が買った包丁。これで料理の腕も・・・・?!
 ↓
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ひとつ、写真をとってくればよかったなあー、と後悔しているのが
交番にかかっていたマークです。

青いバックに、おまわりさんが腰をかがめて、同じ目線になって
子供と会話しているシルエットが描かれている交番のマークが
とってもかわいくて、「これは堺だけの交番のマークなんですか?」
とボランティアガイドの方に聞いたのですが、「わからない」と
言われました。

観光客って、けっこうこんな小さなことがおもしろいんですよね。

もし堺の方で知ってる方がいらっしゃいましたら教えてくださいね!
(あ〜、写真に撮ってくればよかった・・・。)



次に訪れたのは、南宗寺。

ここには、家康が大阪夏の陣の時、茶臼山の激戦に破れて駕篭に乗っ
て堺に逃げる途中、後藤又兵衛の槍に倒れて亡くなり、秘密裡に遺体
をここに埋葬したという「家康のお墓」があります。
(歴史のミステリーですねえ)
  ↓
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茶の湯を完成させた利休一門の供養塔、利休好みの茶室「実相庵」、
枯れ山水の庭、「八方睨みの龍」が天井に描かれた仏殿、など見所が
たくさん。

利休のお茶の師匠である武野紹鴎のお墓。茶釜の形をしている。
  ↓
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八方睨みの龍(ほんとにどこに立ってもこちらを睨んでいるように見
えます)
 ↓
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坐雲亭をバックに
 ↓
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南宗寺内の敷地が広すぎるため?か、いまいち隅々まで維持管理が行
き届いていない感じがしたのがちと残念ではありました。



最後におまけで寄ったところは、お菓子屋さん。
 ↓
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この大寺(おおてら)餅は、伊勢の赤福の元祖なんですって。
(ここに、伊勢から修行に来たそう)

与謝野晶子の生家が駿河屋というやはりお菓子屋さんで、すぐ近所だ
ったそうですが、子供の頃の与謝野晶子は自分のところのお菓子より
もここの大寺餅の方が好きだったとか。

こんなあんころ餅です
 ↓
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「年をとると昔食べたものが懐かしくてねえ、東京へ来る時は他のみ
やげはいりませんから大寺餅と四十日芋を持ってきて欲しい」と晶子
が言ったという話があるそうですが、その気持ちわかるなあー。私に
とっての鹿児島の両棒(ぢゃんぼ)餅のようなものですねえ・・。



そしてまた大都会大阪に戻り、新幹線で帰途についたのですが、新大
阪駅のプラットホームに鼻の長ーい新幹線”のぞみ”が1秒の遅れもな
く入って来たとき、私、なんともいいがたい感動をおぼえてしまいま
した。

「見よ、この勇姿、この日本の技術とインフラ力!!」

日本っていいなあ〜〜〜!

ーーと、しみじみ思った旅でありました。











2012・4・23 桜を追いかけて

先週18日に、初めて、大阪造幣局の「桜の通り抜け」に行って来た
Sophieです。

熊本-天草-雲仙に続く、母と妹との母娘3人の”桜旅”第2弾です。

今年は寒さのために開花が遅れるということで当初の開門予定の15
日が17日に延びたため、15日出発予定だった私達もスケジュール
変更を余儀なくされました。

大阪もソメイヨシノはほとんど終わっていましたが、造幣局の桜は
八重の品種が多いので普通よりも開花の時期が遅いのだそうです。

大阪は馴染みがなくて、記憶に残るところでは数年前、梅田と道頓堀
あたりをウロウロしたぐらいなのですが、さすが西日本一の大都会で
すねえー!

今回初めてバスで高速道路を走ったのですが、あらためて街の大きさ
にビックリしました。梅田付近にはバンバン高層ビルが建築中で、活
気のあること!

造幣局の桜の通り抜け(一方通行なので通り抜けと呼ばれる)は、明
治時代から続いているそうです。

満開時に1週間だけ開放されるので、その期間の人出はものすごく、
私達も人の波にもまれながらエッチラオッチラ少しずつ進みます。
  ↓
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「日傘はたたんでください」
「1カ所に立ち止まらないでください」
「写真は手早く撮って進んでください」

ーーなどと絶えずガードマンから注意の声が飛んでいます。

南門から入り、北門へ抜けるまで約560m。道の両側に129種類の桜
の木が354本。

「これはわざわざ来る価値があるわねえ〜♪」と母も満足げ。

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地面に届くほどたわわに?桜が咲いているので花の中で写真が
撮れちゃう。

色も多彩です
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大阪造幣局の桜

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毎年、いろんな種類の桜を紹介するために「今年の桜」を決めていて
今年は「小手鞠」でした。

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しだれはやっぱり素敵。それにしてもうしろのマンション(官舎?)に
住んでいるヒト、うらやましい・・・。
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母の歳になると、つい「来年も桜が見られるだろうか・・」と思って
しまうそうなのです。
(旅に出て、きれいなもの珍しいものを見るたびに「冥土のみやげ、
冥土のみやげ」と言うのが口癖になっておりますが、このぶんでは
”冥土のみやげ”が多くなりすぎて持ちきれない?!)

造幣局は大阪が本局なんだそうです。

(ここでまた無知をさらしてしまいますが)私、”造幣局”というくら
いだからお金はすべてここで作られているのだろうと思っていたので
すが、造幣局で作られるのはいわゆるコイン(貨幣)のみなんですね。

紙幣は日本銀行が発行し、作っているのは国立印刷局なんですって・・。

造幣局の仕事に「地金、鉱物の分析、試験」なんてのもありました。

ふ〜ん、そうなんだ〜・・。

ケロヨンみたいに見える建物。丸い部分がコインを表しているんで
すね?
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旧正門(空に小さく飛行機もうつってます)
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壁にあるマークも桜
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造幣局の入口門で守衛のオジサマと
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ひとつ賢く?もなれたし、大満足の旅でしたが、ただひとつ、今回
地元の人と触れ合う機会がなくって、大阪弁があまり聞けなかったの
が残念でした。

新幹線でとっても近いということもわかったし、ぜひ次回は「2度
づけ禁止!」の串カツを食べながら、local peopleとお話がしてみた
いです!



造幣局は大川(旧淀川)の川沿いにあり、大川沿いはずっと公園や緑
地帯になっていて、どこまでもサイクリングが出来そう。川がまっす
ぐなので、レガッタ(ボート)の練習もしていました。

桜の時期は両側に屋台が出て夜遅くまで賑わっています。

宿泊は造幣局のすぐ近く、帝国ホテルだったのですが、そこの船着場
からディナークルーズの船に乗り、大川を上下してみて、「大阪って
“水の都”なんだなあー』ということも新たに認識しました。

今から乗船。
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お料理は帝国ホテルのものなのでとっても美味しいフルコースでした
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屋台が出て賑わう造幣局の川岸
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ライトアップされて幻想的
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噴水まで・・
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昼間とはまったく違う景色になりますね
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桜を堪能した私達、翌日は堺へーー

ーーーーつづく